発酵食品で生活習慣改善を考える

健康・美容

こんにちは。りろです。
年齢を重ねるごと、身体の不調が出始めます。それも何故か節目節目に顕著に出るような気がするのは私だけでしょうか。
40歳になった時、50歳になった時。「とうとう大台に乗つてしまった」・・と気持ちからくるもの(暗示)もあるかもしれません。

食事の見直しに発酵食品に注目してみた

同年代のお友達から良く聞く更年期あるあるが、体型の醜い変化。
本格的なダイエットは更年期世代には気持ちも、動きにくい身体も、なかなかその気になってくれないのです。理想は「健康的にゆるりとストレスを溜めずに」なんですよ。
それは若い子も同じかな。

そこで私は、以前から気になっていた発酵食品って身体によさそう。更年期に関係なく食事の内容の見直しは良いかなと思い摂り入れてみることにしました。

発酵食品とは

発酵食品とは、カビ、酵母菌などの微生物の働きで、その食品中のタンパク質などが
分解され、食品の成分がより良く変化した食品のことです。

発酵食品は日本でいえば、みそ、醤油、納豆などが身近なものですが、キムチ、コチジャン、チーズ、ワイン、ヨーグルトなどは韓国や西洋でも歴史のある食品です。日本だけではなく、全世界各国で伝統的に受け継がれ、食されてきたものばかりです。

発酵食品の効果

それでは、発酵食品を摂取することによって、身体にどんな効果があるのでしょうか。

栄養価UP

微生物の力で、食品の成分がよりよく変化する。ということでそもそもの栄養価が発酵することでUPしています。

ダイエット効果

代謝の向上
  代謝を上げて脂肪の蓄積を防ぎます。 
  更年期は代謝が下がるといいます。簡単に言いますと、食べた物をエネルギーに変
  える力が下がっているということ。エネルギーに変わらないと脂肪として蓄積され
  てしまうのです。

脂肪燃焼効果
  脂肪分解酵素を活発化させてくれます。
  発酵食品に含まれる、アミノ酸の中に体内の脂肪分解酵素を活発化させる働きを持
  つアミノ酸があります。

腸内環境改善(便秘改善)
  腸内の悪玉菌が増えると便秘に繋がります。発酵食品は善玉菌が豊富です。
  発酵食品に含まれる乳酸菌には、摂り過ぎた糖質や脂質の吸収を阻止してくれる
  働きがあります。

美肌効果も期待

麹菌は美肌効果あり(厚労省も認めた)。メラニンを作り出す成分の抑制をしてくれるのです。また、乾燥予防にも良いようです。この成分を使った化粧品も出ておりますが、酒粕、米ぬかで手作り簡単パックもありですね。

これだけの効果がある発酵食品にしてくれる菌ってどんなのがあるのでしょう

菌の種類

乳酸菌・麹菌・酵母菌・酢酸菌・納豆菌

乳酸菌

乳酸菌は糖分(ブドウ糖、オリゴ糖等)を分解して、乳酸を作り出す細菌の総称です。動物性と植物性があり、ヨーグルトチーズは動物性乳酸菌ですが、ワイン、キムチみそぬか漬けなどは植物性乳酸菌となります。
ビフィズス菌、乳酸菌シロタ株(ヤクルト菌)は良く知られていますね。

麹菌

麹菌は、でんぷんやたんぱく質を分解し、ブドウ糖、アミノ酸を作り出します。
アミノ酸といえば和食に欠かせない”うまみ成分”です。
麹菌はカビの一種で麹カビともいわれるようですが、一般的にカビは食品を腐敗させ毒があるもの。しかし麹カビは腐敗ではなく、食品を発酵させるカビ。発酵食品にさせるカビ。よりよい成分にさせるカビ。ということになりますね。

そんな麹菌は、2006年に国菌に認定されたのです!日本の菌の王様です。

酵母菌

酵母菌は自然界のあらゆるところに存在する菌で、糖を分解してアルコールと炭酸ガスを作りだします。
酵母は、特にお酒造りの使用されますが、良く聞かれるビール酵母、ワイン酵母とあり
造るお酒によって使う酵母は決まっています。


日本酒は米から作られますが、糖分が少ないため、麹菌で糖分を作り出し。そこに日本酒の酵母菌がアルコールへと変化させる。凝った作り方をしています。

パン生地の発酵で使用するイースト菌も酵母の一種です。(炭酸ガスを発生させ生地をふっくらさせるのです)

酢酸菌

お酢を作る素はアルコール。酢酸菌はアルコールを酸化させお酢を作り出します。
そのアルコールの元が穀物か、果実かで出来上がる種類が違います。

穀物酢:米酢、黒酢。
果実酢:リンゴ酢など。

お酢はアルコールにするための発酵とそれから酢にするための発酵。2度それぞれの発酵菌を変えて作る発酵過程があるのです。

納豆菌

納豆菌は枯草菌の一種でその名の通り、大豆を納豆にする菌です。
枯草菌・・・聞きなれない菌ですね。土壌や植物に存在し、枯れた稲や藁に多く生息しているものです。
昔むかし、蒸した大豆を藁に包んでいたら納豆ができでいた。子供のころ、藁に包まれた納豆ってわざわざ何故、藁に包むの?と不思議に思っていましたが、納豆と藁の関係ってそういうことなんですね。

納豆菌は、大豆を納豆にすることでナットウキナーゼという酵素を生み出します。このナットウキナーゼが納豆の効果を上げてくれているものです。
腸内環境改善。血行、血流改善、免疫力UPの効果があります。
今では売り場にある納豆は、発泡スチロール製のパックが主流で、藁づとに包まれた納豆は見かけませんが、贈答用として通販で販売していました。高級品?になっていた。

枯草菌は納豆菌の納豆を作るだけではなく、薬や、環境にも役にたっている菌です。

それでは、食卓に出す発酵食品は何があるのかな

発酵食品には何がある?

発酵食品ってメインメニューじゃなく、サイドメニュー、添え物で、それこそ料理しなくてもお皿に乗せるだけ・・・で食卓に出せます。
塩こうじを使ってお肉、お魚料理もありますが、ここは無理せず(;^ω^)

味噌・ぬか漬け

みそ汁は和食メニューなら定番です。お味噌は火を止めてから溶きましょう。
ぬか漬けは、キュウリ、ナス、かぶ、これも和食で箸休めとして。

生甘酒・ヨーグルト・チーズ

甘酒には原料が、酒粕か米麹か2種類あります。好みになりますが、ここでおすすめするのは米麹から作られる甘酒です。甘酒効果を十分に摂取するなら、生甘酒がおすすめ。

納豆・キムチ

納豆はネバネバ(ナットウキナーゼ)を十分に作ってくださいね。付属で付いているタレはネバネバを出したあとに入れる。ごはんに乗せる場合は出来れば熱々じゃないごはんに。がポイントです。

まとめ

発酵食品の菌は良く耳にするもので、食品も以外に毎日なんだかんだと摂取しているような気がします。なら大丈夫と思ったのですが、ダイエットが目的なら発酵食品以上に食べている糖分(おやつ)が悪いのですよね。

また、なんでもそうですが過剰摂取はいくら発酵食品といえども病気の原因になります。高血圧・糖尿病。アレルギーなど持病のある方は、十分に注意してください。

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